医療保険を選ぶためにすべきこと ~保険の種類を知ろう~

保険の基礎知識

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医療保険を選ぶためにすべきこと ~保険の種類を知ろう~

テレビや雑誌、Webサイト…いろいろなところで保険商品のCMを目にします。どれもいろいろなメリットがあるように見えるのですが、実際、どこがどのように違うのでしょうか。

「保険には入りたいけど、どの保険が自分に合っているのかよく判らない」。こうした悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

保険会社は数多くありますし、それぞれがさまざまな商品を開発し、発売しています。その中からひとつを選ぶというのは簡単なことではないでしょう。しかも加入する方のほとんどは、保険について初めて触れる方なのですから、なおさらです。

ですが医療保険がどんなものか、どのような種類があるのかを正しく知っておけば、「どの保険を選べばいいのか」ということも見えてきます。そこでここでは、医療保険の種類について解説していきます。

⇒医療保険はこう選べ!商品を比較する前に知っておきたい3つのこと

まとめ. 保険の種類を知れば、何が必要か見えてくる

1. 医療保険を分類してみると

1-1 「わからない」が不安を呼ぶ

医療保険に入りたいと思いながらも、なかなか加入できずにいる。こうした方はとても多いのではないでしょうか。

「きっかけが無いから」や「保険のことが、よく判らない」というのが、大きな原因ともいえます。

「ネットで調べても、種類が多すぎてよく判らない」
「何を基準にして選べばいいのか判らない」
「自分にどんな保険が必要なのかが判らない」
こうしたさまざまな「判らない」が漠然とした不安を生み、行動にブレーキをかけるのです。

保険のことが判らないならば、専門家に相談したり、保険会社に問い合わせてみたりという解決法があります。ですが今度は「相談に行ったりしたら、うまいこと言いくるめられて、契約させられてしまうのでは」などという、別の不安が出てきます。

無理のないことかもしれませんが、これではいつまでも保険に入ることができません。私たち人間は、判らないことに対して不安を感じます。

医療保険についても同様です。「どんな保険に加入すればいいのか判らない」、そうした不安を解消するためには、まず正しい知識を身につけることです。そうすれば、専門家のアドバイスを参考にしながら、どのような保険が自分にフィットしているのか、正しく判断することができるでしょう。

そこで、ここではまず医療保険の種類について、お話することにしましょう。

1-2 定期保険と終身保険

自分に合った保険を選ぶには、まず「医療保険にはどんな種類があるのか」ということを理解するのが近道です。とはいえ医療保険にはとても多くの種類があり、非常にバラエティに富んでいます。

たとえば、特定の病気に限定して保障するもの、とても幅広い範囲をカバーしてくれるもの、保障だけでなく貯蓄もできるもの、持病があっても加入できるものなど、非常に多くの商品があり、いったいどれを選べばいいのか迷ってしまいます。

ですがこれらの保険は、その保障内容はさておき、「いつまで保障が続くのか」という点で大きく2つに分けることができます。それが「定期保険」「終身保険」です。

保障期間の異なる2つの保険、それぞれの特徴を見ていくことにしましょう。

■期間を区切って保障する「定期保険」
一定の期間を区切って、その期間だけ保障するタイプの保険です。保険期間は10年、20年などと設定されていて、その期間が満了すると契約終了となりますが、あらためて更新することもできます。若いうちに加入すると保険料は比較的安く抑えられますが、更新する場合には年齢に応じて保険料も上がっていきます

■保障が一生涯続く「終身保険」
一度加入したら、生涯にわたって保障が続く保険です。保険料については、保障が続く限り一生涯支払い続けるタイプのものもあれば、ある一定の年齢までを払い込み、その後は保険料の支払いなしで保障が一生涯続く、というものもあります

これら「定期・終身」のどちらを選ぶのかは、保険加入にあたっての大きな要素です。保険選びの重要ポイントともいえるでしょう。それぞれの保険について、その特徴やメリットを、もう少し詳しく見ていくことにしましょう。



2. 定期保険と終身保険はココが違う!

2-1 定期的な見直しで活きる定期保険

定期保険は10年や20年など、保険期間があらかじめ決められている保険の総称です。保険期間が満期を迎えると、契約者から特に申し出がない限り、自動更新されるものがほとんどですが、更新のたびに契約者の年齢は上がっていきますから、それとともに支払う保険料も値上がりしていきます。

そのため、「終身保険と比べると、支払う保険料の総額が高額になる」という傾向がありますが、それだけを取り上げて「定期保険は割高だ」と決めつけることはできません。定期保険に限らず、医療保険は保険期間と支払う保険料、その保障内容とをじっくり見比べたうえで評価するべきものだからです。

また、定期型の保険の多くは、保険期間が満了するたびに内容を見直し、更新していくことができます。これは定期型の保険ならではのメリットといえるでしょう。

若い独身の頃には、さほど多くの保障が必要なくても、結婚して家庭を持てば家族への責任が生まれます。自分にもしものことがあっても家族が困らないよう、備えを用意しておかなくてはなりません。つまり、長い年月の中でその時々の状況に合わせ、保障内容を変えていくことが必要になります。

さらに、子どもが育ち盛りで何かとお金がかかる時期には、支払いに無理がないように保険料をできるだけ抑えた内容に変更する、ということもできます。

将来のライフプランの変化に合わせて常に最適な保障内容にできるということが、定期保険の大きな特徴です。保険期間があらかじめ決められている定期保険は、契約内容を定期的に見直していくことで、その特性が活きる保険といえます。

2-2 生涯、保障が変わらない終身保険

一方の終身保険は、定期保険のように保険期間の「満期」というものがありません。あえて言えば「保険期間は一生涯」ということになります。そのため終身保険と呼ばれるわけです。

終身保険の第一の特徴は、保険料が将来的にも変わらないという点です。働き盛りの年齢ならまだしも、現役をリタイアしてしまうと、月々支払う保険料は大きな負担になります。

定期保険の場合には、高齢になればなるほど保険料も値上がりしていくのですが、終身保険ではそうしたことがありません。商品によっては、一定期間保険料を納めれば、その後は保険料の支払いさえも不要、というものもあります。

それでいて、保障は一生涯続きます。人間、年をとればとるほど病気のリスクは高まりますから、老後の備えとしてはとても心強い保険だといえるでしょう。

定期保険・終身保険それぞれのメリット

こうしたことから終身保険は根強い人気があり、保険会社も特に力を入れているようです。
テレビで「保険料は変わらず、保障は一生涯…」というような保険商品のCMをよく見かけますが、それはこの終身保険のことです。各社それぞれがニーズに応じてさまざまな商品を発売していますので、それだけに選択肢が多く、自分に合った商品を選びやすいということも大きなメリットでしょう。

医療保険を選ぶうえで、定期保険と終身保険のどちらにするのか、という点は重要なポイントです。それぞれの特徴をふまえて、自分に合ったタイプを選ぶようにしましょう。

参考記事:医療保険で迷ったらコレ! 医療保険の選び方の超厳選ポイント徹底解説!!

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3. まだある、さまざまな保険商品

3-1 特徴的な保険商品のいろいろ

各種の保険商品を保険期間で分類すると、前述のように定期保険と終身保険の2つに分けられます。ですが保険商品の中には、ちょっと変わった特徴を持ったものもいくつかあります。それらの保険についても、お話しておきましょう。

■女性向け医療保険
通常の保障内容に加えて、女性特有の病気である乳がん、子宮がん、子宮筋腫などの疾病への保障を手厚くした保険です。

日本では、乳がん・子宮がんは女性の他の部位のがんに比べて増加傾向にあります。国立がん研究センター がん情報サービスの「地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年~2015年)」によると、特に子宮がんの推定罹患数が2006年(18,642人)から2015年(26,345人)にかけて40%以上も増加しています。ほかにも乳房や卵巣のがん罹患を数も増えているのが現状です。

また、女性特有の病気の場合、病気や治療の種類によっては「手術の傷跡を残さずキレイにしたい」「病気でやつれた姿を見られたくないから個室で入院したい」「がんで髪が抜け落ちてしまったのでカツラやウィッグを購入したい」といった女性ならではの希望があり、通常の病気よりも費用が大きくなることもあります。

そのように考えると、女性の方は通常の医療保険のほかにも、女性向けの医療保険を始めとした女性特有の病気に対する何かしらの備えは検討したほうが良いかもしれません。

参考記事:健康リスクから考える、女性保険の必要性

■貯蓄型医療保険
通常の保障とは別に、加入から一定期間を過ぎると、それまでに支払った保険料の一部、または全部が返金される保険商品です。

入院などをして給付金を受け取るとその分を差し引かれますが、それでも返戻金があるというのは大きな魅力でしょう。「保障がついて、しかも払った保険料が返ってくるなんて、良いことずくめじゃないか」、そう思われがちですが、実際のところはそうともいいきれません。

このタイプの保険は保険料負担が大きく、商品のラインナップも少ないために、あまり選択肢の幅がありません。自分に合った保険を選ぶということが難しいのです。

また途中で解約すると割高になることもありますので、加入にあたっては将来のライフプランも考えあわせ、じっくりと検討する必要があるでしょう。

■引受基準緩和型医療保険
保険には、加入するにあたってさまざまな条件があります。

医療保険の場合、もっとも基礎的なものが加入者本人の健康状態です。過去に大病をした経験があったり、現在の健康状態が思わしくなかったりすると、すんなりと保険に入ることができません。こうした方は、健康な方に比べて疾病を発症する可能性が高まるからです。つまり保険会社にとってリスクが高い、というわけです。

そのためほとんどの医療保険では、加入にあたって心身の健康状態を自己申告してもらい、問題がないかどうかを判断します。こうすることで保険会社はリスクを回避しているわけですが、これでは健康上の問題がある方は医療保険に入ることができません。

そこで開発されたのが「引受基準緩和型医療保険」で、文字通り保険を引き受ける基準を緩和したものです。これまで健康上の理由で保険に加入できなかった方でも、比較的に加入しやすくなっています

この医療保険の最大メリットは、加入しやすいという点もさることながら、持病や既往症の再発・悪化についても保障の対象となるところでしょう。通常の医療保険の場合、持病や既往症があると、それらに関しては保障の対象から外されてしまうことが少なくありません。その点、健康状態が思わしくない方にとって、引受基準緩和型の医療保険は“いざというとき”に使いやすい心強い味方と言えます。

保険料はやや割増だったり、最初の1年間は保障が半額だったりといったデメリットもありますが、十分に検討の余地がある保険です。

■無選択型医療保険
引受基準緩和型医療保険よりも、さらに加入のハードルを下げたものです。

「無選択型」とは、加入にあたっての審査がなく、医師の診断書も不要だということです。テレビCMで「持病があっても入れる」などと宣伝しているのは、前述の引受基準緩和型か、あるいはこのタイプの保険です。申告なしで誰でも加入できるというのは大きなメリットですが、保険会社にとってはリスクの高い商品ですので、その分、保険料負担は大きくなります。

また保障内容にはさまざまな制限があることが多く、医療費の保障については有効期間が設けられている場合もあります。つまり定期保険のように、一定の期間を過ぎてしまうと医療費は保障されない、というものです。

また支払われる保険金や給付金の上限額も低めに設定されており、果たしてそれで十分なのかどうか、検討は必要でしょう。

なお、引受基準緩和型医療保険と無選択型医療保険については、加入から一定期間を経過しないと給付金や保険金が満額支払われないというものもありますので、注意が必要です。また加入のハードルが低い分、保険料負担が大きかったり、給付金額が低めであったりというデメリットもあります。

ですから、まずは一般の医療保険を申し込んでみて、引受不可とされたら引受基準緩和型医療保険を、それもNGであれば無選択型医療保険を……というように、段階を踏んで申し込むと良いと思われます

3-2 保険はニーズに合わせて作られていく

ここでお話した医療保険の種類は、かなり大ざっぱな分類で、実際にはそれぞれのカテゴリの中に多くの商品が用意されています。いずれも各保険会社が知恵を絞って開発したものですので、それぞれに特徴があります。さらにさまざまな特約も用意されていますから、その選択肢の幅はかなり広いものです。

このように、多岐にわたる保険商品が登場してきたいちばんの理由は「市場のニーズ」です。

医療保険に限らず、保険というものは「もしものときの保障」です。交通事故に遭った、火事を出した、大怪我をした、大病を患った。このような予期せぬアクシデントは、予期せぬ出費を伴うものです。

そして、たいていの場合、それは決して小さな額ではありません。その時になって困らないように、多くの分野で保険が作られてきました。その原動力のひとつが市場のニーズです。

「保険には入りたいが、保険料の支払いは安く抑えたい」
「もともと病気がちなのだが、なんとか保険に加入したい」
「乳がんや子宮がんが心配なので、もしものときの保障がほしい」

このような市場の声をくみとり、より多くの人々が「ほしい」と思う保険商品が作られてきたのです。その中には、現在のあなたにぴったりフィットするものがきっとあるはずです。それを見つけるためには、ここでお話したような保険の種類を知ることが、大きな一歩になるはずです。


4. 保険を知ることで、保険を選べるようになる

4-1 自分に何が必要かを考えてみる

そもそも保険というものは、「万一に備える」というニーズから生み出されたもの。多くの人々の要求によって開発されたものです。数多くの種類がありますが、その中にはきっと、現在のあなたに必要な保険商品があるはずです。

ですから、保険を選ぶときには「どの商品にするか」という視点から一度離れて、「自分にはどんな保障が必要か」「どんな保障がほしいか」という視点で考えてみると良いでしょう。もちろん、そこにどれほどのコストをかけるか、ということも重要な要素です

怪我や病気に対して、幅広く手厚い保障が欲しいのか。それとも保障はそこそこでよいから、月々の保険料負担を抑えたいのか。こうした視点で考えてみて、それに合った保険商品を探す…というのも、保険選びの賢い方法かもしれません。

参考記事:未来予想図から考える 自分にベストな医療保険の選び方

4-2 保険には「見直し」も必要

すでに保険に加入している方にとっては、時期によって保険を見直す、ということも大切なことです。

人生は山あり谷あり、その時期によって環境は大きく変わっていきます。独身の頃は稼いだお金はほとんど自分のために使えましたが、家庭を持つとそうはいきません。子どもが生まれ、年頃になってくれば何かと物入りになりますし、経済的に苦しい時期もあるでしょう。

また若い頃には徹夜も平気、若さにまかせてパワフルに動けていても、年齢を重ねるとさすがに無理ができなくなります。ちょっとしたことで体調を崩したり、病気がちになったりします。こうした変化に合わせ、保険も見直していくことが大切です。

保険はもしものときの保障となるものですが、どんな保障が必要なのかは、その時のあなたの状況によって変わってきます。20代の独身男性と50代の家庭のある男性とでは、万一の場合に必要な保障の内容が大きく違うのは当然でしょう。ですから、そのときどきの状況、さらに将来的なライフプランに合わせて保険を見直し、最適なものにしていくことは、保険を活用するうえで重要なことなのです。

「そういえば、ずいぶん昔に保険に加入したけど、そのままにしてあるな……」という方は、一度ご自身の保険を見直してみてはいかがでしょうか。より今の自分に合った保障になったり、無駄に払っていた保険料が安くなったり、といったことがあるかもしれませんよ。

⇒医療保険はこう選べ!商品を比較する前に知っておきたい3つのこと


まとめ:保険の種類を知れば、何が必要か見えてくる

・医療保険には定期型と終身型がある
医療保険を保険期間で分類した場合、この2種類のいずれかに当てはまります。定期保険は一定期間ごとに満期を迎え、更新するたびに保険料負担は大きくなっていきますが、ライフプランに合わせて保障内容を見直すことができるのが利点です。一方の終身保険は保障内容も保険料も変わらず、一生涯の保障を維持できるというのがメリット、老後の備えとしては安心できる保険商品といえるでしょう。

・特徴的な保険商品も多数ある
内容に目を向けてみると、特定の疾病に特化した保険や、引受基準を緩和して加入のハードルを下げた保険など、さまざまなタイプのものが用意されています。

これらさまざまな保険には、さらに細かな特約が付けられていることも多く、それらを組み合わせれば「あらゆるニーズに対応できる」ほどの対応力の広さを発揮します。

「こんなに多くの商品が用意されているんだな」ということは、知っておいて損はないでしょう。それは実際に保険を選ぶ際、あるいは専門家に相談する際に、役立つ知識となるからです。そのうえで、自分に必要なのはどのような保険なのかを考え、選んでいくようにすれば、きっとあなたにぴったりの保険商品を見つけることができるでしょう。

また、すでに保険に加入している方であっても、「今の自分に必要な保障はどんなものなのか」を考え、見直しを図ることで、医療保険をより有効に活用していくことができます。

近年では保険会社間の競争もあって、魅力的な商品が数多く作られ、より細分化もされてきました。際だった特徴を持つ商品も多々ありますから、選択肢は非常に多岐にわたっています。

このような状況のなかで、自分のニーズに合った保険を選ぶのは簡単なことではありません。無理にすべてを自分の手でやろうとせず、時に保険のプロの助言を聞いても良いかもしれません。

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